㌰クラ雑記

㌰㌰クラゲの雑な戯言です

「他人に興味がない」人について

こんにちは。㌰㌰クラゲです。

今日は「他人に興味がない」という人についてです。

いろんな人と交流のある僕ですが、その中に一定数「他人に興味がない」という人はいます。

他人に興味がありまくりな自分としては信じられないのですが、そういった人たちはいます。

で、そういった方からも人間関係について相談を受けたりするので、その際に話を聞いていて気づいた共通していることをまとめておこうと思います。

簡単なまとめは以下。

先にまとめ

  • 自分から視点を動かすことがない
  • ギブアンドテイクがわからない
  • 自分は無条件によく扱われるべきと考える
  • 一般的な人が複雑な多くの関係の中に生きていることを理解できない
  • 平気で他人のメンツをつぶしてしまう
  • 自分の他者への態度が、他者から自分への態度に影響することに基本的に気が付けない

注意事項

ちなみに、記事の中で何度か「一般的」という言葉を使いますが、僕の記事中での「一般的」=「世の中の多数側のこと」ですので、ご注意を。

共通する問題点

自分から視点を動かすことができない

これは難しい言い方をしていますが、他者の気持ちを想像できない、ということを言っています。

「自分が相手だったとしたらどう思うか」を考えることができないのです。

「他人に興味がない」人は、そもそも自分が何をして、相手が何を思うかは「どうでもいい」ので、そんなことを考える必要はないと考えているところがあります。

なんなら、「なんで私があなたごときのことを考えないといけないのか?」と思っているところすらあります。

よく相談を受けている時は「それって自分が相手の立場だったら嫌な感じに見えない?」とか言ったりしています。

ギブアンドテイクがわからない

人間関係は、いくら恋人や夫婦などの関係になったとしても、もともとは「ギブアンドテイク」によって成り立っていることを理解していない人が多いのも、「他人に興味がない」人たちの特徴です。

もちろん、そのギブアンドテイクの感覚が違いすぎると、そもそも人として付き合っていくことが困難になるので、僕なら離れるか残るかはそういった側面も考慮して決めています。

これは一見、「自分の利益になることをする人としか付き合わない」というようにとらえられがちですが、考えてみてください。例えば、遊びに行くときは、日程や場所をいつも自分が決めている。しかも要望はめちゃくちゃ多くて、自分の家から遠いところばかりを指定してきて、夜は終電近くまで帰らない。会って話をすると自分の話ばかりでこちらの話をすると遮って自分の話をしてくるし、食べる量は向こうのほうが多いのに完全割り勘でお会計をする。そんな人と今後も会おうと思いますか?ということです。僕だったら嫌ですね。それらがあっても、何か別の大きなテイクがあるなら話は別ですが、この側面しかない、となったら離れる選択をします。

ここで例に挙げたような極端な人はそうそういないですが、近しい人はたくさんいます。僕も自分がうれしいことをされたとき、その代わりに小さな相手が喜びそうなことをするようにしています。でも、「他人に興味がない」と、そもそも相手が負担に感じているかどうかは関係なく、自分が過ごしやすいかどうかだけで決めるので、相手に「この人は自分と仲良くしてくれないな。。。」という居心地の悪さを感じさせてしまいがちです。

自分は無条件によく扱われるべきと考える

上記のようなギブアンドテイクの考え方がないので、「他人が自分に常に心地よいことをしてくれないと、相手は自分と仲良くする気がない」という極端な思考に陥ってしまいがちです。

この考え方がより進行すると「自分がうまく相手と友達になれなかったりしたのは、(その前に相手をぞんざいに扱ったのが自分であるのにもかかわらず)相手が私をぞんざいに扱ったからだ」などと、都合のいい解釈をしてしまいます。思い当たる節がある方は、大丈夫です。まだ戻れます。

一般的な人が複雑な多くの関係の中に生きていることを理解できない

「他人に興味がない」人と、継続的に関わっていこうとすると、この点が問題になってきます。僕のような一般的な人は、複数のコミュニティに属しており、友達もそれぞれのコミュニティに存在します。単一の役割としての人間ではなく、別のコミュニティでは別の役割を持った友人、人間としてふるまう必要があります。このようなことは、友人が多いタイプの方からすると当然理解しているものだと思いますが、これがあまりにも複雑すぎて理解できない、という人は結構います。

常にありのままの自分だけでいていい、という場は(一人で暮らしている時を除いて)基本的には存在しません。ある程度の気づかいや、お互いの合意の上で成り立っている人間関係がほとんどです。

「他人に興味がない」人と継続的に関わっていて、その人が所属するコミュニティとは別のコミュニティの人間と関わるとき、その微妙なスタンスの違いを無視した言動を取られたりして、別のコミュニティの人とぶつかり合うことになることもあります。こうなってしまうと、コミュニティを去るか、その原因を解決する(コミュニティのルールを当人に理解してもらう)か、当人をコミュニティに連れてこないか、というようなことにもなりかねません。

自分が今後も継続して関わりたいコミュニティをわざわざ去ることはしないと思うので、原因を解決するように試みますが、そもそも当人は自分が変わる必要性を全く感じていないので、当人をコミュニティに連れて行かない、という消極的な選択をすることになります(結果、友達を増やそうにも友達が増えないことになります)。

平気で他人のメンツをつぶしてしまう

上記で明言したことと被る部分もあるのですが、他者の微妙で曖昧な関係性を気にしないので、その関係性のバランスを崩壊させてしまいかねない危険な発言で、他人のメンツを平気でつぶしてしまうこともあります。メンツをつぶされた側は怒り、メンツをつぶされる原因を作ることになった、「他人に興味がない」人を連れてきた人を責めることになります。

こうなりたくなくて、ますます、当人を他のコミュニティに紹介することが避けられることになります。

自分の他者への態度が、他者から自分への態度に影響することに基本的に気が付けない

一般的な方からすると、当然理解しているか、肌で理解していることだと思いますが、自分の振る舞いが、相手の振る舞いに影響を与えることを全く理解していないことも少なくありません。

例えば、相手は1人の友達として接しようとしているのに、自分が恋愛対象として接しようとすると、衝突が起こり、相手から敬遠されてしまう、ということはよくあります。

ここで、「相手は1人の友達として接しようとしている」という事実を無視して、「相手は自分を敬遠している」「自分は恋愛対象としてみているのに」→「ひどい」となってしまうことがあります。

これはプライドの高さなどにも問題があるとは思いますが、一つの要因に「自分の態度と相手の態度は相互に影響しあう」という事実を、理解できていないことがあると思います。そして、このように相手に興味がないと、「なぜ相手はそういった態度をとったのか」を理解する気がないので、即座に「相手が悪い」と考えがちで、自分に矢印が向くことが少ないです。

自分に矢印が向かうことが少ないと、反省することもできず、今後も改善されないことを示します。いつまでも他人との関係性がうまくいかないまま、孤独になってしまうパターンに陥ってしまいます。

どうすればいいのか

こういった方に、「どうすれば友達が増えますか?」などの相談をされるケースは割と多いです。

しかし、「他人に興味がない」ところを問題点として指摘してもあまり聞き入れらず、別の勝手な妄想にとらわれて、「私はもとからその才能がないんだ」などといった考えに陥っていく人が多いです。

ただ、自分も医者などではないので、そういった人がどうしたら「他人に興味がある」状態になるのかはわかっていません。もしかしたら、精神科などに行くと、手掛かりがつかめるかもしれませんね。

個人的には、まずは「他人に興味を持つ」ことから始めるといいと思います。最初のきっかけは何でもいいです。例えば、ガンプラが好きなのであれば、相手に「プラモデル」について話やエピソードを聞いてみるのも(それがうまくいくかはさておき)面白いですし、料理が趣味なのであれば「普段自炊はするか?」などの話から広げていってもいいかもしれません。とにかく、その人への興味のありなしではなく、その人のある一面で、かつ自分が興味ある分野について、話を広げてみるといいのではないかなと思っています(なんかこの辺の話で1個記事をかけそうなので、まとまったら書きます)。

では、この辺で👋